円安・ドル高の勢いが続く中、日米協調介入を含む政府介入後も円は安値圏にとどまる。中長期的には「今が円安のピーク」と見る声もあり、徐々に円高へ転じる可能性が観測されている。
外国為替市場では円安・ドル高圧力が根強く続いている。中東情勢の悪化を受けて油価格が上昇し、世界的にインフレが高まる中で各国の利上げ観測が広がっている。日本でも財政の拡張的政策への懸念がくすぶる中、円は弱含みの展開が続いている。
7月には円安が一時的に約164円/ドルに迫る状況となり、日本の通貨当局による円買い介入と日米協調介入という異例の対応が取られた。介入後も円は依然として安値圏にとどまっており、短期的な反発の動きにとどまる。
市場参加者の間では「円安のピークは過ぎた可能性がある」との見方も出ているが、今後の為替変動リスクを完全に否定できず、継続して注視する必要があるとされている。
円安基調の背景にはエネルギー価格の上昇や物価上昇圧力、金利差の動向など複数の要因が絡んでおり、今後も政府・日銀の動向や国際情勢の影響を受けやすいと見られている。