日経平均株価は上値の抵抗線に押し返された後、5日移動平均線と25日移動平均線の関係性と、これまでの高値と安値を結ぶサポートラインの動向が今後の展開の鍵になると指摘されている。
前回のコラムで示されたトレンドラインとモメンタムの動きから、日経平均は8月25日の取引時間中に一時的に65,000円を割り込んだものの、下ヒゲを残してその後5日移動平均線と25日移動平均線をともに上回って終えた。現状では75日移動平均線付近までの回復は見られるが、底入れと断定できる状況にはない。
今後の展開を見極める上で、5日移動平均線を上回る水準を維持できるかが重要となる。これが継続すれば5日線の形状が横ばいまたは上向きへ転じ、75日線を上回る可能性が高まり、上昇トレンド入りが意識される可能性が出てくる。
一方で5日線を下回って戻せなくなる場合は、25日線の下放れを招きサポートラインを割り込み、下降トレンドへ転じるリスクが高まる。サポートラインは3月31日と7月29日の終値を結んだ線として位置付けられており、これを下回る動きには注意が必要。
モメンタムは0ラインを下回って推移しており、2本線の方向と水準が今後の動向を示すカギになる。横ばいから上向きに転じて0ラインを上回れば買い圏へも可能性はあるが、下落が強まる場合はサポート割れの局面が想定される。
今週はエヌビディアの決算やウォーシュFRB議長の講演を控え、様子見ムードが広がるとされている。結果次第で株価が動く局面では、損失回避と慎重な対応が求められる。