米セキュリティ企業プルーフポイントがデータとAI保護を手掛けるヴァロニス・システムズを約63億ドルの全額現金で買収することで合意した。取引完了は2027年上期を見込み、完了後ヴァロニスは上場を廃止して非公開化となる。
米セキュリティ企業プルーフポイントは10月15日、データとAIのセキュリティを手掛けるヴァロニス・システムズを約63億ドルで買収することで合意した。株主には1株49.75ドルが支払われ、取引完了は2027年上期を見込む。ヴァロニスは買収後にナスダック上場を廃止して非公開化する予定。
買収価格は直近の株価に対してプレミアムが付与され、6月22日終値に対して52%、9月1日終値に対しては17%の上乗せとなる。企業価値は直近12カ月の売上高の8.4倍、フリーキャッシュフローの53倍に相当する。
資金調達はプルーフポイントを傘下に持つ投資ファンドのThoma Bravoが出資と融資のコミットメントで手当てした。オンタリオ・ティーチャーズ・ペンション・プランも出資に合意。取引は両社の取締役会で承認され、規制当局と株主承認が今後の条件となる。
統合後は1万6,000社超の顧客基盤を持ち、データガバナンスとAIセキュリティを統合したプラットフォームを提供する構想。日本市場では日本法人を通じた提供が進み、国内パートナーとの協業も継続される見込みである。