ミドリムシ(微細藻類)を活用するユ—グレナの創業者出雲充氏が、大学時代の経験を原点に「売上1,000億円規模」を目指す理由と、現在の事業領域・成長戦略を語ったインタビューの要点を伝える。
大学1年生の夏、バングラデシュを訪れた出雲充氏は栄養失調の子どもたちを目の当たりにし、栄養問題の解決に向けてミドリムシの活用を志すようになった。この藻が豊富な栄養素を含む一方、培養の大量化には雑菌の繁殖など難点があることを認識していた。
2005年に創業したユ—グレナは、2008年5月に伊藤忠商事の出資を得て販売支援と大企業との連携を拡大。オープンイノベーションの形で他社と協業し、新規事業創出につなげることで事業を成長させた。現在は食品やサプリ、バイオ燃料といった事業領域を展開している。
出雲氏は2025年12月期の連結売上高を約504億円と見込み、将来的にはバイオ燃料事業などを通じて売上1,000億円規模を目指す考えを示した。売上規模の拡大を社会へのインパクトにつなげることがベンチャー経営でのこだわりであると語っている。
日本とバングラデシュでの経験を比較し、日本の若者へ挑戦の重要性を伝える一方、異業種の人が交流する場づくりを通じたイノベーションの重要性や、夢中になれるテーマを見つけて挑戦を続けることの意義について語った。