北朝鮮で秋の徴兵を前に、若者の徴兵回避を狙う賄賂の不正が相次ぎ、保衛機関が全国的な調査に着手した。背景にはロシアへの追加派兵の噂があり、親や親戚が名簿から対象者を外す動きが伝えられている。
北朝鮮では秋の徴兵募集を控え、若者や家族が徴兵を避ける目的で賄賂を渡し、対象者名簿から名前を除外してもらおうとする事例が相次いだ。現地の消息筋は、こうした不正が全国規模で起きていると説明している。
背景にはロシアへの追加派兵の動向に対する不安があり、ウクライナのゼレンスキー大統領が北朝鮮が最大5万人を派兵する計画を主張しているとの情報もある。これにより現場の緊張が高まっているという。
徴兵対象者名簿の提出を巡って、先月初めごろから各企業所が軍事動員部へ名簿を提出し始めたとされる。数が例年と比べて少ないことから当局は7月末以降、保衛機関を動員して調査に乗り出したという。
賄賂を受け取った者は反党分子として扱われる可能性があり、革命化処分といった厳しい処分を受ける恐れがあると伝えられ、地域の緊張が高まっている。