日機装の連結子会社CE&IGグループが水素ステーション向けの次世代往復動ポンプP2KHFを発表。カリフォルニア州のステーションで実施した試験で、液化水素の損失を1%未満に抑制できることを実証した。
日機装グループは、水素ステーション用の新型往復動ポンプP2KHFを正式に公表した。液化水素の安定供給を目的とした技術開発の一環として、現場ニーズに対応するべく次世代機の投入を進める方針を示した。
試験はカリフォルニア州の水素ステーションで実施され、ポンプに起因する液化水素の損失を1%未満に抑制できることが実証されたとされる。1台あたりの水素損失削減効果を通じて、年間最大で約15万ドル相当の水素を節約できる見込みが示された。
水素燃料車の普及が進む中、保管・供給過程でのボイルオフガスの抑制は業界課題の一つとなっている。P2KHFの効果検証が進むことで、温度管理の難しさがある液化水素の輸送・供給効率の改善につながる可能性が指摘される。今後の追加試験や実運用での適用範囲拡大が注目される。