横浜冷凍はHIグループへの投融資に関連して、2026年9月期に242億円の特別損失を計上し、同年の連結最終損益予想を63億円黒字から138億円の赤字へ下方修正した。
横浜冷凍は30日、ノルウェーのサーモン加工・販売会社HIグループへの投融資に関連し、2026年9月期の特別損失として242億円を計上すると発表した。これに伴い、同年の最終損益予想を従来の黒字63億円から赤字138億円へ下方修正した。
投資有価証券評価損236億円と貸倒引当金繰入額5億円を計上し、HIの事業環境悪化を背景に26年12月期に最終赤字となる見通しを示した。横浜冷凍はHIへの投融資累計449億円のうち、これまでに198億円を回収し、利息・配当で97億円を得ている。なお、26年9月末時点の投融資残高は251億円だった。
今回の減損を踏まえ、同社は26年9月期の総資産が約299億円減少すると見込み、海外の食品関連企業への投融資を新規には行わない方針を決めた。26年9月期の連結売上高予想は従来の1250億円から1305億円へ、営業利益は70億円から71億円、経常利益は64億円から66億円へ引き上げた。
役員の処遇改革として、社長の古瀬健児氏は11月から3か月間、取締役基本報酬の50%を自主返上。常務取締役は30%、その他の常勤取締役は20%を返上し、26年9月期の役員賞与は不支給とする。内部管理体制強化として監査等委員会設置会社への移行を検討し、社外取締役の追加選任も検討する。HIとの取引は商品仕入れに限定して継続する予定。
会社は海外事業への投融資基準を厳格化し、投資審査・モニタリング体制を強化する方針を示した。