日本創発グループが脇田コウキ製本を97%子会社化することを発表した。取得価額は2億9,200万円だが、約96%が第三者割当増資として対象会社へ投入され、実質的な資本注入に重心が置かれている。
2026年8月17日、東証スタンダード上場の日本創発グループは名古屋市の脇田コウキ製本を子会社化すると発表した。買収総額は2億9,200万円だが、内訳は既存株式の株式譲渡約1,000万円と第三者割当増資2億8,200万円であり、資本注入が大半を占める点が特徴的である。
取得後の持株比率は97%となり、脇田コウキ製本の現経営者である脇田峰輝氏は300株を保有し続け3%の持株となる。なお、現状は売主が全株を譲渡する形ではなく、会社へ資本を注入する形での再建を想定している。
脇田コウキ製本は直近3期で営業赤字が続いており、2025年7月期の売上は約2.08億円、営業利益は約▲1,900万円、純資産は約5.5千万円。今回の資本注入により自己資本比率が大幅に改善される見込みである。
日本創発グループは同社の増資を通じてグループ全体の製本事業の連携と中京地区の製本インフラ強化を図る方針を示しており、飯島製本など既存投資先との協働効果を通じた事業再生を目指すと説明している。