15日の欧米外為市場でドル・円は伸び悩む展開が見込まれ、米利上げ観測が高まる一方で日銀の政策姿勢を背景に円買いが重石となる可能性がある。
前週発表の米国のインフレ指標は高止まりを示し、14日にFRBの政策金利引き上げへの思惑が広がった。米金利安の場面でドルは軟化した後持ち直し、ユーロ・ドルは1.1520ドル台から1.1560ドル台まで浮上後に失速した。ドル・円は155円付近から154円付近まで下落後、やや持ち直した展開となっている。アジア市場では日米の金融政策決定を前に米長期金利は高止まりし、ドル・円は155円を目指す動きが想定される。
今後の海外市場では米金融政策の思惑が広がりやすく、米国内のインフレ圧力が鮮明になる局面もある。今晩のFOMCを見極める展開で動きづらくなるとみられ、フェドウォッチの利上げ予想は9割超に達している。長期金利の高止まりが継続する場合はドル買いが先行する公算がある一方、今後の政策スタンスを見極めるムードも広がり、ドル買いは限定的との見方がある。日銀の金融政策決定会合での0.25%利上げは織り込み済みだが、今後の政策をにらみ円売りは抑制されそうだ。
今日の欧米市場の予定として、独ZEW景気期待指数(9月)や米ニューヨーク連銀製造業景況指数(9月)などが挙げられている。FOMCは16日まで開催される予定で、結果が発表される局面を迎える。