三洋堂書店は全66店舗のうち40店舗で無人営業を導入。朝7時から夜24時までの4時間は店員が不在となり、AI顔認証で入店を管理する仕組みを使い、無人時間帯にも販売を継続している。
書店チェーンの三洋堂書店は、従来の有人営業の時間帯を見直し、特定の時間帯を無人化する運用を進めている。無人営業は朝の4時間と夜の4時間の計4時間に設定され、全体で66店舗中40店舗へ拡大している。これにより、従来の営業時間を延長するだけでなく、有人時間の一部を無人化する店舗運用が進んでいる。
無人時間帯の入店にはHOUSEIが提供するAI顔認証システム「WelcomID」が用いられ、監視や無人決済を含む店舗運営支援サービスも展開している。店舗ごとに運用は異なり、朝と夜だけを無人化する店舗や、有人終了後を無人化する店舗、24時間営業の店舗もある。
2026年3月期の公表資料では、無人営業導入店舗は32店舗で、うち24店舗で有人営業時間の一部を無人時間へ置き換えたとされる。人件費の上昇や人手不足を背景に、営業時間と人員配置を切り離す試みが進んでいる。
この取り組みの一例として、2024年の対談で示された夜間の無人営業時間中の売上が店舗全体の12%を超えたケースが挙げられる。ただしこれは個別店舗の実績であり、全体の平均値や全店舗の売上増加を示すものではない。