日本特殊合金が包丁用超硬合金を開発し、コバルトを使わずニッケル混合で岐阜の刃物メーカーへ供給。月産1000台規模で受注が拡大し、26年には新技術賞を受賞した。
日本特殊合金は2023年に包丁用超硬合金を開発し、25年夏から受注が増えて岐阜の和食店向けなど刃物メーカーに供給している。従来はタングステンとコバルトを混ぜるが、人体影響を考慮してニッケルを混合している。
新素材は耐食性に優れ、欠けにくい仕上がりで、刀身の厚さは1.2ミリと薄く、食材の組織を痛めにくいとされる。岐阜の和食店でも高評価を得ており、プロの評価も上昇している。
今後は食品加工機器など工業用途の受注も期待され、2026年には粉体粉末冶金協会の新技術・新製品賞を受賞している。