人気コンサルの永江一石氏が、日本の財政状況を背景に円安・円高の今後を解説。長期的には円高へ向かわず、コロナ前水準へ戻る見込みはないとの見解を示した。
今後のドル円・円ユーロの水準について質問を受けた人気コンサルタントの永江一石氏は、コロナ禍前の水準へ戻ることはないとの結論を示した。長期的なトレンドとしては円高に向かう局面はないと述べ、財源の乏しい状況下での国債発行や税制変更の影響を分析した。
永江氏は円相場を決定づける要因として日米・日欧の金利差、インフレ率、貿易・サービス収支、金融政策、海外への資金フローなどを挙げ、現状ではそれらの要素が円高方向へ働く材料を欠くと指摘した。特に日本の財政状況が大きな背景になると説明した。
また、過去のように金利ゼロ時代の借り換え戦略で財政の穴埋めを図る時代は終わっており、赤字国債の膨張と金利支出の重さが今後の円相場に影響を与えるとの見方を示した。MMTの議論もあるが、金利上昇局面では従来の借金重ねは適切でないとの見解を示した。
著者のメルマガ情報や関連リンクが紹介されているが、本記事は永江氏の見解と現状の財政・金利環境に基づく今後の為替見通しを中心に伝える内容となっている。