TDKは網膜直接描画DRPを用いるスマートグラス向けメタオプティクスミラーを初公開。薄さ150nmの反射体で透過率は80%、CEATEC 2026で一般公開される。
TDKはスマートグラス向けの網膜直接描画DRP方式を用いた新技術の実証に世界で初めて成功したと発表した。 CEATEC 2026の開催期間中に一般公開される。
DRP方式は光を網膜へ直接届けるため、導波路型の表示方式と異なり視線の焦点合わせを必要とせず、比較的低い光量で表示が可能だとされる。これにより、従来のメガネ型デバイスに多く見られた視野の遮蔽やデザイン制約といった課題を緩和できる可能性がある。
発表された技術は150nm級のナノサイズ反射体を使い、レンズ内部へ埋め込み可能な薄型ミラーを実現。透過率は約80%と高く、DRPでありながら導波路式同様の見た目と使い勝手を目指す。
TDKはデモグラスをモノカラー(グリーン)でCEATECで披露する予定で、2027年3月を目途にフルカラー対応のデモグラス開発を進め、2028年度中のスマートグラス市場投入を目指している。