ウイルプラスホールディングスは2027年6月期の通期で売上高1,164億1,600万円、営業利益22億5,500万円を予想。7件のM&Aが通期寄与し、PMI進展で収益性が改善する見込み。
2026年6月期の決算とともに、2027年6月期の通期予想として売上高1,164億1,600万円、営業利益22億5,500万円を掲げ、営業利益は前年に比べ58.1%増を見込んでいる。これらの数値には、既に公表済みのM&A案件および出店計画が織り込まれており、今期は新規のM&A案件追加は想定していない。
輸入車ディーラー事業を中心に、7件のM&Aが通期で寄与する見込みで、PMIの進展による収益性改善が期待される。一方で中古車輸出関連事業では仕入れコストや物流コストの上昇が収益性に影響を及ぼす可能性があり、今後は価格転嫁を進める方針となっている。
本決算説明資料では、輸入車ディーラー事業の売上拡大とともにストック事業のPMI効果、保険事業の手数料収入の堅調化が全体の利益を支える構造となっていることが示されている。
財務面では流動資産の増加を背景に総資産が膨らむ一方、不動産取得を抑制して資本構成を安定化させ、自己資本比率は26.6%を維持している。長期借入の返済を進めつつ資本コストを抑え、財務健全性を維持する方針が述べられている。
出店関連では新規出店4店舗と事業譲受9店舗による店舗数の拡大を進め、2027年度には店舗数65店舗を見込んでいる。店舗グリーン化の進捗も報告され、低炭素自動車比率やEV関連設備・自社車両のEV化が着実に進んでいる。
中期的な株主還元ではDOE4.5%を下限とする累進配当方針を採用し、今期の年間配当53.67円を DOE4.5%基準で提示している。配当性向は38.9%を見込む。