2018年に経産省のDXレポートが警鐘を鳴らした“2025年の崖”の現状を、日経クロステックが全5回の連載で検証する。生成AIの急速な普及など新たな要因も絡み、崖を乗り越えられたのかを問う。
経済産業省が2018年に発表したDXレポートは、企業の基幹システムの老朽化・複雑化・ブラックボックス化により、DX投資が阻害され、維持費やセキュリティリスクが増大すると警鐘を鳴らした。本記事は、2025年を超えた現在、日本企業の情報システムが崖の向こう側へ移行できているのかを検証する。
筆者は「検証・2025年の崖」という題名の全5回連載として、レガシーシステムの課題の本質が崖そのものではなく、それを生み出してきた組織構造や市場構造にあるとの視点を取り上げている。生成AIの急速な普及が新たな試練として企業のIT戦略に影響を及ぼす点にも触れている。
第4回、第5回といった他回の内容紹介を交えつつ、日本のユーザー企業とITベンダーの関係性や、崖を越えた企業の実例・失敗事例を概観している。これにより、DXを進めるうえでの現状と課題が整理され、今後の展望を巡る議論が促されている。