ニトリHDと良品計画はともに円高メリット株とされるが、中身は対照的。ニトリは国内回帰と高い利益率が鍵で、良品計画は海外成長を牽引し、為替の影響は限定的との見方が示される。
ニトリHDと良品計画は共に円高メリット株として扱われるが、実態は異なる。ニトリは高収益性と国内販売の回復が利益寄与の中心となる一方、良品計画は海外成長が業績を牽引し、為替影響は限定的だと指摘されている。
ニトリの売上高営業利益率は前期実績で約13.8%と高水準で、PB比率は約9割と自社製品比率が高い点が強みとされる。国内の店舗改革や新商品の投入により、既存店の回復が進んでいることも触れられている。
為替リスクについては、ニトリは円高のメリットが生まれやすいが、仕入れを海外で行い国内へ輸入する構造のため影響は限定的とされ、27年3月期まで1ドル156.4円で為替予約を実施済みと報じられている。一方、良品計画は海外展開が進んでいるため、円高の影響は相対的に限定的との評価がある。
良品計画は海外市場の成長を主因に業績を引っ張られており、ニトリと比べて為替の影響は小さいとの見方が示されている。これに対し、ニトリは国内回帰と販促強化による売上回復を重視し、今期は増配方針を維持する一方でコスト要因にも注意が必要とされる。