キッコーマンは米国第3工場を新設ししょうゆ以外にテリヤキソースやポン酢などを生産、一般消費者や料理人への提案強化で米国での売上高を年4〜5%増加させる方針を示した。
キッコーマンの茂木修専務執行役員が産経新聞の取材に応じ、米国市場拡大を見据えた新設の米国第3工場でしょうゆだけでなく肉に合うテリヤキソースやサラダのドレッシングとして需要が高いポン酢など、多様な商品を生産する方針を明らかにした。
同社は市場拡大に向け、一般消費者やプロの料理人、取引先の食品事業者を対象にメニュー提案などの取り組みを強化し、米国で年4〜5%の売上高増加を目指す考えを示した。米国しょうゆ市場は約6割のシェアを握る一方、安価な中国製品の増加が競合要因となっている。
茂木氏は価格競争に陥らないため市場開拓を継続すると語り、しょうゆの使い方の幅を広げる取り組みを強調。即席麺や冷凍ピザの生地にもしょうゆが使われるようになった事例を挙げ、食品事業者への提案を進めている。
海外戦略として欧州やアジアを有望市場に位置づけ、売上高の二桁成長を当面見込むとした。国内市場の人口減少と成長の遅さを踏まえつつ、日本の信頼性を海外でも評価される要因として挙げ、海外展開を継続する考えを示した。