ゴールドウインが長く服を使うカルチャーを推進する取組みを進めている。自社リペアとリペアクラブ、修理支援の拡大、リペア文化の普及を目指す施策が紹介されている。
ファッション企業ゴールドウインは、サステナビリティの観点から服を長く使うロングライフカルチャーを推進している。リペアを促すには愛着だけでなく長く使う仕組みづくりが必要とされ、リペアを中心とした設計・開発の在り方が FRL のリサーチとともに議論されている。
同社は自社商品のリペアサービスに加え、リペアの普及を目的とする「ゴールドウイン リペア クラブ」を設置。セルフリペアを基本とし、参加費無料で利用を促進する方針で、修理を依頼する前提ではなく自ら直す文化の醸成を目指している。URC など外部組織と連携してリペア体験の敷居を下げる試みも触れられている。
リペアの普及には行政の支援も不可欠としており、欧州の制度例であるボニュス・レパラシオンのような施策が日本でも議論されている。デジタルプロダクトパスポート(DPP)の導入可能性にも言及し、NFC/QRを使って商品データを紐づけることでサービス品質の向上と購買者の理解を高める可能性を探っている。
修理をビジネスとして成立させる条件として、長期的価値の創出や他業界との協業、データを活用したモノづくりへのフィードバックが重要とされる。ゴールドウインはアップサイクルやサーキュラーアクションにも取り組み、選手ユニフォームの回収再利用やグリーンバトンの展開など、製品の出口と物語をつなぐ取り組みを進めている。