SBIホールディングスがBASE株をTOBで取得し、SBINM合同会社を通じて最大2379万株・20%超の議決権を得る見通し。TOB期間は8月31日から9月30日までで、BASEの上場維持と独立性を前提とした提携を進める。
SBIホールディングスは8月28日、BASEの株式を公開買付け(TOB)して同社株を340円で最大2379万2300株取得することを発表した。取得後の議決権比率は20.67%となる見込みで、TOB期間は8月31日から9月30日までとなる。BASEはTOBへの賛同を表明する一方、応募は株主の判断に委ねる。
今回の提携はSBIグループが持つ金融サービスや顧客基盤、メディア・コンテンツ事業と、BASEが持つEC・決済プラットフォーム、加盟店ネットワーク、ID基盤を組み合わせ、新たな事業機会を創出することを目指す。BASEの上場は維持され、経営の自主性・独立性も尊重される方針だ。
具体的には、SBIグループが保有・制作を含むIPとBASEのEC機能を組み合わせ、グッズ販売に加えてファン体験を含む収益基盤の構築を進める。メディアやイベントとECを連動させ、ファンとの接点や購買機会を増やすほか、地域の事業者やクリエイターの販路拡大にも取り組む。金融・決済分野では相互活用を検討し、IP横断でのファン購買データ統合を模索する。
さらに、両社の連携としてFan ID構想の共同検討や、PAY IDとSBIの金融サービスの連携を通じた金融AIエージェントの可能性も検討される。