伊藤忠商事と三信住建が資本業務提携を開始し、不動産開発の新たな連携を進めることになった。今後は資産取得や商品企画、ガバナンス面で協働を深め、事業の質と幅を高める狙いが示されている。
不動産市場の環境が厳しさを増す中、伊藤忠商事と三信住建が資本業務提携を開始した。両社は相互の信頼関係と業界内でのネットワーク、迅速な意思決定の能力を活かし、共に事業の質と幅を高めるべく協力していく方針を示している。
創業以来の競争力の源泉として、三信住建は人材と組織力を挙げ、それを核に用地取得を起点とした企画開発・施工・販売・管理の一気通貫体制を構築している。情報収集から決定までのスピードが同社の強みとされ、伊藤忠の支援と融合が強調されている。
提携開始後は分譲マンション、賃貸住宅、シニア住宅、物流施設などのプロジェクトが進行中で、ホテルなど多数の準備案件もある。両社の企業風土の相性の良さと、投資判断・ガバナンスの規律を共有できる点が協業の推進力となっている。
今後は不動産領域の協業を拡大し、伊藤忠都市開発とJR東日本グループの動向とも連携しつつ、新たな分野開拓を視野に入れる。両社は“1+1を5にも10にもする”連携を目指し、世間へも価値を広げることを期待している。