6522 アスタリスクは8月下旬にスマレジとの協業とRFIDスマートカートの開発を発表し株価が急騰したが、同日後には適時開示で通期の業績予想を赤字へ下方修正した。次回決算までの監視ポイントを整理する。
アスタリスクは主力製品のAsReaderを核に、RFIDとバーコード読み取り技術をスマートフォンに組み合わせる事業モデルを展開している。現在はRFIDスマートカートやAsRegi+の普及、スマレジとの協業による店舗レジの無人化・高速化などが注目を集めている。
今回の材料として、8月下旬にスマレジとの協業とRFIDスマートカート開発を公表し、株価はストップ高を付した場面もあった。しかしその直後の適時開示で、通期業績予想が赤字に下方修正されたことが伝えられた。
赤字下方修正は8月31日大引け後の公表を指し、長期的な成長戦略と短期の財務実力が相反する状況が生じている。投資家は材料の強さと業績の遅れの両面を冷静に見極める必要がある。
同社の今後の監視ポイントとして、次回決算の公表時期、AsReader関連の大型導入状況、米国政府調達市場への動向などが挙げられる。引き続き事業構造の回復方向と売上の伸びを注視することになる。