フランスの自動車部品大手Forviaが日本子会社クラリオン・エレクトロニクスの売却を検討している。検討は初期段階で、アドバイザーとともに選択肢を検証しており、日本やアジアの戦略的買い手の関心が取り沙汰されている。
フォルヴィアは、日本子会社クラリオン・エレクトロニクスの売却を検討していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。売却検討は債務削減と事業合理化の一環として進められている。
関係者によれば、匿名を要請したうえで非公表の協議が行われており、クラリオンについての検討事項をアドバイザーとともに検証している。日本企業やアジアの戦略的買い手が関心を示す可能性があるという。
なお検討は初期段階で、取引に至らない可能性もあるとしている。クラリオン・エレクトロニクスは車載ディスプレーやオーディオ、コックピットエレクトロニクス、ADASなどを開発している。2026年上期の売上高は前年同期比13.7%増の7億7650万ユーロで、Forvia全体の売上の7.4%を占める。
フォルヴィアは過去に自動運転や燃費最適化など利益率の高い事業へ資源を集中しており、内装部門をアポロ・グローバル・マネジメントへ売却することも今年合意済みとしている。株価は今年に入り約33%下落し、時価総額は約18億ユーロとなっている。