インドネシア政府系資源輸出管理会社DSIが経営陣を発表し、CEOにヴァーレ・インドネシアの幹部経験を持つルーク・マホニー氏が就任。監査役会長にはサイフルラフマン・ヌール氏(チプン・ヌール)も就任した。
インドネシア政府系の資源輸出管理会社ダナンタラ・スンブルダヤ・インドネシア(DSI)は24日、社長CEOと監査役会長の就任を発表した。CEOにはヴァーレ・インドネシアで資源関連のキャリアを積み、2024年に同社の最高戦略・技術責任者に就任していたルーク・マホニー氏が就任した。
監査役会長には、インドネシア防衛系企業のIDS Tの監査役会長を務めるサイフルラフマン・ヌール氏が就任する。DSIは政令『2026年第24号』に基づいて設立され、輸出価格や数量、HSコード分類の精査を進め、国内の戦略資源輸出の中核となる「国内唯一の仲介会社」を目指す。
政府はDSIを通じた戦略資源の監視強化を進め、将来的には輸出業務を一元管理する方針を示している。プラボウォ政権は6月以降約2カ月で計140億米ドル分の資源輸出を「管理」したと説明し、移転価格の抑制や過少請求の防止を訴えた。
DSIが対象品目の拡大にも取り組む中、パーム油・石炭・フェロアロイなどの主要輸出品の取扱いを含む体制整備が今後の焦点となる。