ゆうちょ銀行が郵政民営化委員会で通常貯金の預入限度額を撤廃するよう求めたことが明らかになった。かんぽ生命保険も上乗せ規制の撤廃を求め、民営化委は2027年3月までに結論を出す方向だ。
ゆうちょ銀行は10月9日に開かれた郵政民営化委員会で、通常貯金の預入限度額を撤廃するよう求めた。山内弘隆委員長が委員会後の記者会見で述べた。
現在の通常貯金の限度額は1300万円だが、2019年4月に2600万円へ引き上げられており、撤廃を求めるのは初めてとされる。加えて、かんぽ生命保険も上乗せ規制の撤廃を求めた。
民営化委は銀行や保険の業界ヒアリングを経て、2027年3月までに結論を出す方向。民間金融機関からの反発が想定されるとの見方もある。
笠間貴之社長は限度額を超過する顧客が年々増加しており、現在の上限では退職金や相続財産の受け皿にならないと説明した。