北海道東川町の共住型住宅「ひゃくとわ」がグッドデザイン賞のベスト100に選出され、100年先を見据えた新しい居住形態と地域振興への寄与が評価された。受賞対象は、施主と未来の住民が共に暮らし、入れ替わる仕組みを採用している点が要因と伝えられている。
北海道東川町にある新しい共住のかたち「ひゃくとわ」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞し、受賞対象の中から選ばれるベスト100にも選出された。ベスト100は、受賞作の中でも特に高く評価されたデザインとして選ばれる100件である。
この取り組みは、個人の住まいでありながら地域振興と居住形式の新たな試みとして高く評価された。100年先まで続く家を目指す「ひゃくとわ」は、家族単位を超えて人々が共に暮らし土地を育む暮らしのかたちを提案している。
「ひゃくとわ」は2棟で構成され、右側にはゲストも宿泊できるメイン棟、左側には夫婦の寝室を備える棟が配置されている。暮らしの営みが土地の風景をつくり、住人の入れ替わりを通じて次の世代へと継承されていく設計思想が解説されている。
審査委員は、敷地の半分を未来の住民に解放する形態を評価し、地域のコミュニティ形成と居住形式の新しさを高く評価したとコメントしている。受賞は、自然・地域社会と協働する建築・暮らしのあり方への関心を喚起するものとして紹介されている。