キオクシアホールディングスが米国預託証券(ADR)上場を巡り少なくとも100億ドル規模の資金調達を検討している。投資銀行と協議中で上場時期は2027年春ごろを想定しているとのこと。
キオクシアHDはADR上場に向け、資金調達を検討していることが事情に詳しい複数の関係者への取材で分かった。資金調達は行う方針で、上場を見据えつつ米国市場での流動性の確保を狙っている。
現在はバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースなどの投資銀行と協議中で、具体的な上場規模や主幹事などの詳細は未定。9月時点での発表はなく、今後の変更の可能性がある。
キオクシアHDは6月の定時株主総会でADR上場を2027年4~6月ごろ想定と明らかにし、5月には準備を発表していた。なお、同社は8月に自社株買いを8000億円実施しており、米市場での流動性拡大が目的とされている。
世界的な半導体・AI関連株の動向の中、米国市場で主要指数への組み入れの可能性も検討されている。なお、韓国のSKハイニックスは7月にADRを上場し、外国企業のIPOとして過去最大級の資金を調達したとの報道もある。
半導体・AI関連企業の株価は今年前半に好況を見せたが、6月を高値に調整局面が続く中、AI開発のペースを抑制するべきだとの指摘も出ている。ダリオ・アモデイCEO(Anthropic)はAIのリスクを指摘し、モデル開発のペースを緩める必要性を示唆した。