資生堂はDE&Iの質を高める取り組みを進めており、2023年にDE&Iラボを発足させ東京大学と共同研究を実施。数値目標だけでなく実態に即した環境整備を目指す。
日本企業のDE&I推進では、数値目標が先行し現場の意識や実態との乖離が課題となっているとの指摘がある。資生堂はこうしたギャップを埋めるべく、DE&Iの“質”を重視する取り組みを進めている。
同社は1934年のミス・シセイドウの歴史を継ぎつつ、2023年に「資生堂DE&Iラボ」を発足させ、東京大学との共同研究を行い本質的な課題解決に取り組んでいる。
資生堂サステナビリティ戦略推進室の岡林氏と礒部氏は、トップと現場の理解を得る難しさや、従業員規模や男女構成比による課題の違いを指摘。現状は「数値目標の達成」から徐々に「質」を高めるフェーズへ移行しているという。
今後は、男性の育休取得率などの表面的な数値ではなく、多様な人材が活躍できる環境を整えることがDE&I推進の新たなテーマになるとされる。