クリエイト・レストランツ・ホールディングスはSFPホールディングスを吸収合併し、3件のM&Aを通じてグループ内資源の再配分とシナジー創出を狙う。併せて課題事項の改善を進め、海外事業の再編も進行している。公表内容は2026年時点の取り組みを中心に整理されている。
SFPホールディングスをクリエイト・レストランツ・ホールディングスが2026年7月1日付で吸収合併した。併合によりSFPHD株式1株に対して同社株式3.2株を割り当て、発行済株式数は2026年2月期末比約7%増の455,586,094株となる見込み。目的は親子上場による構造的課題の解消とグループ内資源の最適再配分である。
M&Aの実績として、大阪の老舗洋食店「グリルRON」等を取得(2026年3月実施)し関西エリアのドミナント展開を狙う計画が示され、北米のモダン・アメリカ料理店「Hazelwood Food + Drink」等を取得(2026年7月実施)、東京の人気店「らぁめん小池」等を取得(2026年9月実施)する。北米6店舗の売上高は約75.8億円とされ、海外事業拡大の足掛かりとなる可能性がある。
課題別取り組みの進捗では、天候不順の影響で効果が見えにくい中、磯丸水産とかごの屋の課題に対して着実な対応を進めている。磯丸水産は新メニューやキャンペーンで集客力を高め、店舗の都心部転換も検討する。かごの屋は本格和食店への構造改革を進め、食べ放題依存の低減と品質向上、マーケティング手法の更新を図る。
海外事業の強化ではIl Fornaioの赤字店閉店とCEO交代を受け、営業時間の強化やコスト最適化を進める。香港の創造餐飲管理有限公司は不採算となったため株式譲渡を公表(2026年10月)。