FCCがAmazonのGlobalstar買収を承認したことで、Amazon Leoの衛星ネットワーク拡大が進む見通しとなる。取引額は115億ドルで、Globalstarの既存24基衛星に加え約25MHzの周波数帯が追加される見込み。
米国連邦通信委員会(FCC)は、Amazonが衛星通信事業者Globalstarを115億ドルで買収する計画を承認した。これはSpaceXのStarlinkに対抗するAmazonのLeo衛星網の拡大を後押しするもので、2026年に発表された取引を前提としている。
Amazonはすでに約400基の衛星を打ち上げており、2029年までに地球低軌道へ数千基の追加配備を計画している。今回の承認により、Globalstarが保有する24基衛星に加え、国際的に標準化されたモバイル衛星サービスの周波数帯約25MHzが追加される見込みだ。
FCCは買収後にAmazon LeoがC-3 Systemの資金を活用して新たな衛星網を構築・運用できると説明している。C-3 Systemは米国市場へのサービス提供を認可されたグローバル衛星網の一部であり、緊急時の通信能力強化にも寄与する可能性がある。
AmazonはSpaceXと同様にD2D市場への参入を進めており、今後数年間でLeo D2D衛星を最大5,105基配備する計画を申請している。Appleは2024年以降Globalstar株の一部を取得し、衛星通信サービスの拡充を進めている。
本件はGlobalstarの市場参入申請とAppleの投資動向、SpaceXのD2D承認と連なる動きの中での動きであり、米国内の通信インフラ競争と緊急通信の能力強化につながると見られる。