メニコンの株価は下落しており、2025年3月期の下方修正と成長投資による一時的な利益圧迫が主因とされる。マレーシア新工場の稼働開始と海外展開の加速、世界的な近視人口の拡大が中長期の展望材料として挙げられる。
メニコンの株価下落の理由は、 marketのコンセンサスを大きく下回る下方修正、成長投資による一時的な費用増、メルスプランの会員数の伸び鈍化の3点に整理できる。2025年3月期の利益予想は当初の70億円から55億円へ下方修正され、2026年期の営業利益予想は市場コンセンサスの102億円を下回っている。
同社は1DAYを軸とするコンタクトレンズの製造・販売を行い、成長投資としてマレーシアの新工場建設や国内外の新製品開発、従業員の賃上げを進めている。これに伴い、利益率が一時的に圧迫されている状況が続く見込みだ。
メルスプランの会員数は約134万人で横ばいが続いており、会員数の伸び鈍化が成長の足かせとなっている。投資実行期間と位置づけられている2026年期まで、費用増加と成長投資の回収時期が焦点となる。
世界的な近視人口の増加とオルソケラトロジーの需要拡大が、今後の市場成長を支える要因として期待されている。加えてマレーシア新工場の稼働と海外売上比率の引き上げ(2026年期に35%へ予定)が、グローバル展開の鍵となるだろう。
中期計画では投資実行期間が続くものの、世界市場での存在感を高められるかが中長期の成長を左右する。株主還元に関しては優待制度を含む施策を検討しており、実質的な利回りの観点も注目点となる。