ハンファグループが米国事業としてオースタルUSAの買収を提案した。モービルの造船所を確保し、米軍艦の生産能力の拡大を目指す動きが伝えられている。
ハンファディフェンスUSAがオースタルUSAの買収を提案したと公示され、米国内の造船能力強化を目指す方針が示された。買収は非拘束的な提案で、実体調査と規制承認を経て最終交渉につながるとされている。
オースタルUSAはアラバマ州モービルの造船所で米海軍・沿岸警備隊艦艇や原子力潜水艦モジュールの生産を担っており、サンディエゴでは9000トン級フローティング乾ドックを活用した維持・補修・整備事業を進め、シャーロッツビルでは先端開発センターを運営している。
ハンファ側は買収価格を10億5000万〜12億ドルと提案。今回の提案は法的拘束力を持たない非拘束的で、手続きの進展にはCFIUSやDCSAなどの承認や企業結合審査(HSR)などが必要になる。
ハンファは既にオースタルの経営権取得を推進しており、MASGA協力のシナジー強化を狙い、現地造船所の追加買収を模索している。オースタルUSAの4週間実態調査を認めるなど交渉の余地を残している。