マーケットリサーチセンターが、日本の臨床微生物学市場(2026年-2035年)の市場規模と動向を発表。現状は2019年以降のデータを踏まえ、2025年時点で約2億7,155万米ドル、2035年には約4億8,174万米ドルと予測され、年平均成長率は約5.9%と見込まれる。
日本の臨床微生物学市場は、感染症診断需要の増加と迅速診断技術の普及、分子診断装置の高度化などを成長要因として、2025年時点で約2億7,155万米ドルに達する見込みである。2035年には約4億8,174万米ドルに拡大し、CAGRは5.9%とされる。
市場はLaboratory Instruments、Microbiology Analyzers、Reagentsの三本柱で構成され、病原体の検出・同定・薬剤感受性評価を通じて診断と治療方針決定を支える。分子診断装置を含むMicrobiology Analyzersは、CAGR6.8%で成長が見込まれる。
用途別ではRespiratory Diseasesが市場を主導するとの見方があり、COPDを持つ高リスク集団の割合が高いことが診断需要の背景として挙げられる。一方、血流感染症や尿路感染症などは、迅速検査とASTの価値が高いとされる。
市場のトレンドとしてASTの高度化と自動化、分子診断の普及、Mass Spectrometryなどの検査機器の役割拡大が挙げられる。エンドユーザーは病院や診断センター、POCTなどに分かれ、競合企業としてBD、Roche、Bio-Rad、bioMérieuxなどが紹介されている。
なお、bioMérieuxの記述に一部別地域向け表現の混入が指摘されているとの記載もあり、国内市場の売上やシェアは本文には示されていない。