新株予約権の行使による株式価値・議決権割合の希薄化
FY2022に初出。7回の記載のうち4回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2023-Q2。直近の記載はFY2026-H1。
GRCSがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。34社中17社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに43社。
- FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「2025年12月1日~2026年2月1日には新株予約権の行使により20,000株、2026年2月2日には第三者割当により115,000株、2026年2月3日~5月31日には新株予約権の行使により11,400株が増加し、発行済株式総数は1,526,530株となりました。」
新株予約権の行使及び第三者割当による株式発行が実際に発生し、発行済株式総数が増加した。一方、第5回新株予約権は2026年5月12日に行使期間満了で消滅した。 - 2026-04-14顕在化経営計画
「2026 年1月 22 日付で 200 個が行使され発行済株式総数が 20,000 株増加」
新株予約権の行使による発行済株式総数の増加を記載している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は319,970株であり、発行済株式総数1,380,130株の23.18%に相当しております。」
潜在株式数が319,970株、発行済株式総数の23.18%となり、従来開示の7.70%から希薄化可能性が大きくなった。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「2024年5月13日 (注) 66,000 1,380,130 59,994 363,524 59,928 313,458 (注)有償第三者割当 発行価格 1,817円 資本組入額 909円 割当先 マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社。新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※ 普通株式 254,000(注)1、3。」
有償第三者割当により発行済株式が66,000株増加したほか、第5回新株予約権の対象株式254,000株など、新たな株式発行・潜在株式に関する開示が加わった。既存株主の希薄化につながり得る株式数が新たに具体化している。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「発行済株式総数増減数(株) 4,110 (注)新株予約権の行使による増加であります。」
2023年6月1日から8月31日までに新株予約権の行使が発生し、発行済株式総数が4,110株増加した。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「新株予約権の行使による増加であります。2.2023年6月1日から2023年6月30日までの間に、新株予約権の行使により、発行済株式総数が3,160株、資本金及び資本準備金がそれぞれ3,160千円増加しております。」
新株予約権の行使による株式発行が実際に発生し、2023年6月にも発行済株式総数が3,160株増加した。希薄化リスクの前提となる事象が顕在化している。 - FY2022初出有価証券報告書
「なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は100,790株であり、発行済株式総数1,309,800株の7.70%に相当しております。」
新株予約権の行使による株式発行により既存株主の株式価値・議決権割合が希薄化する可能性を、潜在株式7.70%という数値とともに記載している。