基幹システムの停止・誤作動・不正使用のリスク
FY2016に初出。6回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載はFY2025。
京葉銀行がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに3社。
- FY2025再定義有価証券報告書
「③サイバーセキュリティに係るリスク サイバー攻撃やコンピュータウイルス感染等によりコンピュータシステムの停止や情報漏洩等のインシデントが発生した場合、不測の損失の発生、社会的信用低下等により、当行の業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当行では、多層の技術的対策を講じることによりインシデント発生防止に努めておりますが、インシデントが発生した場合に業務運営やサービス提供への影響を極小化するため、コンティンジェンシー・プラン、インシデント対応マニュアル等を制定して行内の態勢整備に努め、人材育成や定期的な訓練等を実施するなど、深刻化するサイバー攻撃やコンピュータウイルス感染等の脅威に対して、対策の実効性向上に継続的に取り組んでおります。」
従来のシステム障害リスクの記載から、サイバーセキュリティを独立項目として整理し、インシデント対応マニュアル、人材育成、定期訓練などを明示した。 - FY2024再掲有価証券報告書
「当行は、万一大規模なシステム障害、サイバー攻撃が発生した場合に業務運営やサービス提供への影響を極小化するため、コンティンジェンシー・プランを制定するとともに、演習や訓練を通じて態勢整備、啓蒙に努めております。」
コンティンジェンシープラン、演習・訓練、システム・通信監視、第三者による脆弱性診断、二重化・バックアップセンター等の対応を継続している。 - FY2021対処有価証券報告書
「当行は、万一大規模なシステム障害、サイバー攻撃が発生した場合に業務運営やサービス提供への影響を極小化するため、コンティンジェンシープランを制定するとともに、演習や訓練を通じて態勢整備、啓蒙に努めております。また、システムや通信の監視、第三者による脆弱性診断等の技術的対策を講じております。」
システムリスクへの対応が、二重化・バックアップセンターに加え、コンティンジェンシープラン、演習・訓練、監視、第三者による脆弱性診断へ具体化された。 - FY2018悪化有価証券報告書
「コンピュータシステムの品質不良、人為的ミスのほか、サイバー攻撃、コンピュータウイルスや自然災害、テロ等の外的要因により、コンピュータシステム等に障害が発生する可能性があり、障害の規模によっては当行の業務運営や業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。」
従来の停止・誤作動・不正使用に加え、サイバー攻撃、コンピュータウイルス、自然災害、テロ等をシステム障害の要因として明記している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当行はこれらに対応するため、基幹システムについてはコンピュータや回線、電気設備等の二重化を実施し、コンピュータセンターの被災に備えたバックアップセンターを整備するとともに、重要情報の分散保管を実施するなどの対策を講じております。」
基幹システムの二重化、バックアップセンター、重要情報の分散保管を継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「コンピュータシステムの停止や誤作動または不正使用等により、コンピュータシステム等に障害が発生する可能性があり、障害の規模によっては当行の業務運営や業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。」
二重化、バックアップセンター、重要情報の分散保管を対策として記載している。