内部留保と財務基盤強化を優先し累積損失解消まで無配
FY2017に初出。7回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに3社。
- FY2026再定義有価証券報告書
「当社は、2025年3月にその他資本剰余金の一部を繰越利益剰余金に振り替えて欠損填補に充当し繰越損失を一掃しました。…現在リスケジュールの状態にある借入金のリファイナンスを実現した後の将来において、初めて利益配当の検討が可能となります。」
累積損失は2025年3月に一掃されたが、当年度は赤字であり、リファイナンス実現と返済を優先するため無配とした。無配の根拠が累積損失の残存から、リスケジュール中の借入金と資金制約へ移った。 - 2026-05-15再掲業績予想の修正
「その結果、2026年3月期は、誠に遺憾ながら無配とさせていただく所存です。また、2027年3月期の配当につきましても、従来連結基準による見込値では親会社株主に帰属する当期純利益は黒字を見込んでいるものの、リスケジューリング期間中であるため無配を見込んでいます。」
2026年3月期の無配と、2027年3月期もリスケジューリング期間中は無配とする見込みを示した。 - FY2022再掲有価証券報告書
「当該基本方針に従い、2022年3月期の配当につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したものの過年度の累積損失を解消するには至らなかったため、誠に遺憾ながら無配とさせていただく所存です。」
当期純利益19百万円を計上したが累積損失が残るため、内部留保・財務基盤強化を優先して無配とする方針を継続した。 - FY2021再掲有価証券報告書
「当該基本方針に従い、2021年3月期の配当につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したものの過年度の累積損失を解消するには至らなかったため、誠に遺憾ながら無配とさせていただく所存です。」
当期純利益33百万円を計上したが累積損失が残るため、無配方針を継続した。 - FY2019再掲有価証券報告書
「しかしながら、2019年3月期の配当につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したものの、過年度の累積損失を解消するには至らなかったため、誠に遺憾ながら無配とさせていただく所存です。」
577百万円の当期純利益を計上したが累積損失が残るため、無配方針を継続した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「しかしながら、2018年3月期の配当につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したものの、過年度の累積損失の全てを解消するには至らず配当原資を確保することができなかったため、誠に遺憾ながら無配とさせていただく所存です。」
当期純利益1,281百万円を計上した後も累積損失が残るため、無配とする方針を継続した。 - FY2017初出有価証券報告書
「利益配当につきましては、将来の収益源となる営業投資活動を積極的に行うべく内部留保の充実に努め、財務基盤の強化を図りながら、株主各位への安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としております。しかしながら、平成29年3月期の配当につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したものの、過年度の累積損失の全てを解消するには至らず配当原資を確保することができなかったため、誠に遺憾ながら無配とさせていただく所存です。」
安定配当を基本方針としつつ、累積損失が残るため当期は無配とし、内部留保と財務基盤強化を優先する姿勢を初めて独立したテーマとして確認できる。