即納体制のための多品種在庫と過剰在庫リスク
FY2017に初出。5回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載はFY2025。
NaITOがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。37社中13社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに15社。
- FY2025悪化有価証券報告書
「商品市況の変化によっては過剰在庫を抱える可能性があり、キャッシュ・フローの滞りや商品評価損の計上により、当社の経営成績及び財務状態に影響を与える可能性があります。また、物価高騰による商品仕入れ価格の値上げや運送費等の経費増加分について、販売価格への転嫁など適宜な対応が出来なかった場合、当社の経営成績及び財務状態に影響を与える可能性があります。」
従来の多品種在庫に伴う過剰在庫・評価損リスクに加え、仕入価格や運送費の上昇分を販売価格へ転嫁できないリスクを新たに明示した。 - FY2023再定義有価証券報告書
「当社は、お客様の多様な商品ニーズに対する即納体制の確立のために、特に切削工具について多品種の在庫を有しています。市況の変化により過剰在庫を抱える可能性があり、キャッシュ・フローが滞り、また、商品評価損の計上により当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。」
即納体制と多品種在庫に関するリスクは維持しているが、顧客ニーズの表現が従来の「少量・多頻度」から「多様な商品ニーズ」へ変わった。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社は、お客様の少量・多頻度の商品ニーズに対する即納体制の確立のために、特に切削工具について多品種の在庫を有しています。市況の変化により過剰在庫を抱える可能性があり、キャッシュ・フローが滞り、また、商品評価損の計上により当社の経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。」
即納体制を支える多品種在庫について、過剰在庫、キャッシュ・フロー停滞、商品評価損のリスクを継続して示している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社は、お客様の少量・多頻度の商品ニーズに対する即納体制の確立のために、特に切削工具について多品種の在庫を有しています。市況の変化により過剰在庫を抱える可能性があり、キャッシュ・フローが滞り、また、商品評価損の計上により当社の経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。」
即納体制を支える多品種在庫について、過剰在庫、キャッシュ・フロー停滞、商品評価損のリスクを継続して記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社は、お客様の少量・多頻度の商品ニーズに対する即納体制の確立のために、特に切削工具について多品種の在庫を有しています。市況の変化により過剰在庫を抱える可能性があり、キャッシュ・フローが滞り、また、商品評価損の計上により当社の経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。」
少量・多頻度の需要への即納体制を支える多品種在庫が、過剰在庫や商品評価損につながる可能性を示している。