事業投資の未達・減損・借入増加リスク
FY2021に初出。6回の記載のうち3回が「再掲」。直近の記載はFY2024-Q3。
テスホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。27社中10社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに14社。
- FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「今後、建設工事におけるトラブルの発生、燃料調達における著しい価格高騰又は調達困難、開発資金にかかる資金調達の不調、金利の変動、その他の予期せぬ事態により、当該プロジェクトの大幅な遅延や中断、収益性の著しい低下等が生じた場合、収益面の悪化が生じるほか、当該投資や発電所設備等の資産にかかる減損損失の計上が必要となる等、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
伊万里大型バイオマス発電事業について、工事、燃料、資金調達、金利等による遅延・中断・収益性低下・減損リスクを継続して記載している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「当社グループは、事業投資の実行に際して、経営戦略との整合や既存事業とのシナジー等の確認、投資対象等に対する収益性の検討及び各種デューデリジェンスの実施等、十分な確認・検証を実施することとしております。しかしながら、これら事業投資については、当社グループが企図した通りに投資を実行できない可能性、事業投資そのものに想定以上の費用や時間を要する可能性があります。」
事業投資の未達、費用・時間の超過、減損、借入増加等のリスクと、事前検証による対応を継続している。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「発電事業の事業性改善のための仕様が追加されたこと並びに海外調達品及び工事価格が変動したこと等から、投資予定金額の総額を2,899百万円から3,186百万円に変更しております。また、海外調達品の物流状況により納期が遅れたことから、完了予定年月を2023年7月から2023年8月に変更しております。」
錦町木上西バイオマス発電所で、投資額増加と完了予定延期が実際に発生し、事業投資に伴う費用・期間変動として具体化した。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「当社グループは、発電所建設に際して、EPC事業者(注)との間で綿密な設計計画を作成した上で、EPC事業者が工事の完成を約束する工事請負契約を締結する予定です。しかしながら、EPC事業者との契約締結に至らなかった場合や、EPC事業者との契約締結後、契約範囲外の事由により、設計当初に想定しなかった追加工事が発生した場合」
伊万里大型バイオマス発電事業について、EPC契約、追加工事、不可抗力等による工事費増加・工期遅延・収益性悪化のリスクを継続して記載している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「また、今後、何らかの事由により開発が中止となった場合やバイオマス燃料の調達リスクその他様々な理由により事業の収益性が当初の想定よりも大幅に低下した場合等には、当社グループは当該投資や発電所建設に伴って計上される建設仮勘定等の資産について、減損処理により損失を計上することになり、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
伊万里大型バイオマス発電事業について、開発中止、燃料調達、収益性低下、建設仮勘定等の減損という具体的な投資リスクが追加的に記載された。 - FY2021初出有価証券報告書
「これら事業投資については、当社グループが企図した通りに投資を実行できない可能性や事業投資そのものに想定以上の費用や時間を要する可能性、当社グループの想定通りに事業が進展しない可能性、投資資産の償却負担が増大する可能性、多額の借入れにより当社グループの有利子負債の割合が増大する可能性があります。」
事業投資の遅延・不達、償却負担、借入増加などを投資リスクとして整理している。