AI戦略に関する競争・投資回収リスク
FY2025に初出。3回の記載のうち1回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
日本オラクルがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。9社中4社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに2社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「オラクル・コーポレーションが新たなAI製品・サービスを適時に開発・市場投入できない場合、AI製品・サービスが期待どおりに機能しない場合、競合製品と同等の性能を発揮できない場合、顧客のニーズを満たせない場合、競合他社のAI製品・サービスがより高い市場受容を獲得した場合、AI製品・サービスの開発およびサポートに要するコストが当初の想定を上回った場合、又は当社がこれらの製品・サービスを日本市場において効果的に提供できない場合には、当社の競争力や市場評価が低下し、その結果、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。」
AI製品の投入・性能・顧客ニーズ・市場受容に加え、開発・サポートコストの超過と日本市場での提供力を新たな影響経路として明示している。 - FY2026-H1再掲有価証券報告書
「当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクに関する重要な変更はありません。」
AI戦略に関する競争・投資回収リスクについて、新たな発生または重要な変更はないとされた。 - FY2025初出有価証券報告書
「機械学習とAI(ジェネレーティブAI、エージェント型AI、大規模言語モデル(LLM)を含む)はますます技術 革新を牽引しており、AI技術とサービスは競争が激しく、急速に進化しております。もし当社が新しいAI製品 を市場に投入できない場合、当社のAI製品が想定通りに機能しない、競合製品と同等またはそれ以上の性能を発揮できない、または顧客のニーズを満たせない場合、あるいは競合他社のAI製品が当社よりも高い市場受容性を獲得した場合、当社はAIへの投資を回収できない可能性があり、当社の事業と評判が損なわれる可能性があります。」
AI戦略に関して、AI技術・サービスの競争激化と急速な進化、新製品投入や性能・顧客ニーズへの適合、市場受容性、AI投資の回収不能および事業・評判への影響を独立したリスク項目として初めて記載している。