PCAS Canada Inc.買収による半導体フォトレジストポリマー事業の拡大
FY2023-Q2に初出。4回の記載のうち1回が「再掲」。直近の記載はFY2025。
このテーマで動きを比べられる他社は、まだありません。
- FY2025悪化有価証券報告書
「当連結会計年度においては、半導体フォトレジスト材料の市況回復が遅れており、加えて主要顧客での在庫調整の動きもあったことでターゲット市場への進出が遅れていることから、IDC社の販売拡大ペースが買収当初の想定よりも遅れていました。その結果、当社は取得時の計画を下回り、かつ継続的に営業損失を計上していることから、当連結会計年度においてのれん及びその他の固定資産に減損の兆候があると判断しました。」
PCAS Canadaを承継したIDC社では、半導体市況回復の遅れと顧客在庫調整により販売拡大が想定を下回り、継続的営業損失から減損兆候があると判断された。ただし、修正計画に基づく評価では減損損失の認識は不要とされた。 - FY2024販売拡大遅延と減損兆候なしの併存有価証券報告書
「半導体フォトレジスト材料の市況が伸び悩んでいることから主要顧客での在庫調整の動きもありIDC社の販売拡大ペースが買収当初の想定よりも遅れていました。しかしながら、買収時に価値算定の基礎とした事業計画に対する実績の達成状況等を踏まえて検討した結果、当連結会計年度においてのれん及び固定資産に減損の兆候はないと判断しています。」
PCAS Canada事業では主要顧客の在庫調整により販売拡大が想定より遅れた一方、減損兆候はないと判断され、半導体市況回復や精製技術の取り込みによる新規案件が今後の前提とされた。 - FY2023再掲有価証券報告書
「今回買収したPCAS-C社は、カナダに生産拠点を持ち、半導体フォトレジストポリマーに求められる低金属化・高純度化を実現する優れた製造技術と量産ノウハウを有しています。この製造技術と、当社の強みである合成技術を融合することで、技術革新が継続する半導体市場のニーズに応え、社会のデジタルイノベーションに貢献することを目指します。」
PCAS Canada Inc.の全株式取得と、低金属化・高純度化の製造技術および量産ノウハウを自社合成技術と融合する方針が年次報告書でも確認された。 - FY2023-Q2初出有価証券報告書
「当社は、2023年6月1日付で当該買収のために設立した持株会社を通じて、カナダの半導体フォトレジストポリマーメーカーであるPCAS Canada Inc.の全株式を取得しました。今回買収したPCAS-C社は、カナダに生産拠点を持ち、半導体フォトレジストポリマーに求められる低金属化・高純度化を実現する優れた製造技術と量産ノウハウを有しています。この製造技術と、当社の強みである合成技術を融合することで、技術革新が継続する半導体市場のニーズに応え、社会のデジタルイノベーションに貢献することを目指します。」
DIC Vision 2030で掲げるデジタル社会への貢献に向け、半導体フォトレジスト材料事業の拡大を重要戦略として位置づけ、PCAS Canada Inc.の全株式を取得した。低金属化・高純度化の製造技術と量産ノウハウを取り込み、自社の合成技術との融合を目指している。