抗体医薬との競争とアプタマー創薬への新規参入
FY2016に初出。8回の記載のうち1回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
このテーマで動きを比べられる他社は、まだありません。
- FY2026アプタマー承認・市場動向の更新有価証券報告書
「2025年8月日本でも条件付きで承認されました。IZERVAYTMを開発したIVERIC Bio社は、アステラス製薬に総額約8,000億円で買収されております。Macugen®やIZERVAYTM、そしてumedaptanib pegolがいずれも眼科疾患に対して奏功したことから、アプタマーは眼科疾患にフィットするモダリティ(治療手段)であることが強く示唆されました。」
IZERVAYの日本での条件付き承認と、開発企業の買収を反映し、眼科領域におけるアプタマーの市場・競争環境の見方を更新している。 - FY2024-Q3アプタマー承認・買収動向の更新有価証券報告書
「しかし、ようやく最近、補体C5に対するアプタマー(ARC1905: IZERVAYTM)が萎縮型加齢黄斑変性(dry AMD)に有効であることが、第3相試験で証明され、2023年8月米国FDAは製造を承認しました。IZERVAYTMを開発したIVERIC Bio社は、アステラス製薬に総額約8,000億円で買収されております。現在、当社のumedaptanib pegolを含めて9種類のアプタマーが臨床試験の過程にあり、アプタマー医薬品開発の機運が再び盛り上がっております。」
アプタマーについて、IZERVAYの第3相試験での有効性証明と米国FDA承認、開発企業の買収、臨床試験中の9種類という市場動向を新たに整理している。 - FY2024-Q1市場環境・臨床開発動向の更新有価証券報告書
「現在、当社のRBM-007を含めて9種類のアプタマーが臨床試験の過程にあり、アプタマー医薬品開発の機運が再び盛り上がっております。これらの動向において、MacugenⓇやZimuraⓇ、そしてRBM-007がいずれも網膜疾患に対して奏功したことから、アプタマーは網膜疾患にフィットするモダリティ(治療手段)であることが示唆されました。」
アプタマーの臨床開発中品目を9種類とし、Macugen、Zimura、RBM-007の網膜疾患での実績を踏まえた市場・競争環境の見方を更新している。 - FY2023競合企業と市場環境の更新有価証券報告書
「アプタマー創薬を行っている企業は、現時点では当社やドイツのBerlin Cures社、米国のIVERIC社(2023年5月にアステラス製薬が買収を発表)が代表的な会社であり、この分野で公開されている各社の開発ターゲット(開発品目)を見る限り、競合はほとんどありません。」
競合企業としてBerlin Cures社、IVERIC社を挙げ、IVERIC社についてアステラス製薬による買収発表を反映した。SELEX法特許の失効により新規参入は容易との説明も継続している。 - FY2019競合開発中止と比較情報の更新有価証券報告書
「しかし、最近開発の中止が報告されました。その理由は明確ではありませんが、特許公知情報から、当社のRBM-003はバイエル社のキマーゼ阻害剤に比較して、2桁強い酵素阻害活性をもつと推測されます。」
RBM-003の具体的競合品について、バイエル社のキマーゼ阻害剤の開発中止と、阻害活性の比較に関する会社の説明が追加された。 - FY2018-Q1RBM003の競合状況の具体化有価証券報告書
「現在、本アプタマーの競合品として、バイエル社(独)が開発した低分子のキマーゼ阻害剤が、臨床試験段階にあり、心不全(左心室機能不全)に対する第Ⅱ相臨床試験が実施されています。特許公知情報から、当社のRBM003はバイエル社のキマーゼ阻害剤に比較して、1〜2桁強い酵素阻害活性を持つと推測されます。」
アプタマー医薬と抗体医薬等との一般的な競争リスクに加え、RBM003についてバイエル社のキマーゼ阻害剤が具体的な競合品として開示され、その臨床開発段階と酵素阻害活性の比較が示された。 - FY2017再掲有価証券報告書
「しかし、アプタマー医薬は抗体医薬と類似した作用メカニズムや投与方法などから、ターゲット疾患によっては抗体医薬との開発競争や市場での競合が起こりえます。」
抗体医薬との競争に加え、アプタマー医薬への大手製薬企業等の参入による競争激化をリスクとして継続開示している。 - FY2016初出有価証券報告書
「アプタマー医薬は抗体医薬と類似した作用メカニズムや投与方法などから、ターゲット疾患によっては抗体医薬との開発競争や市場での競合が起こりえます。」
抗体医薬との競争に加え、SELEX法の基本特許失効後の大手製薬企業等の参入可能性をリスクとしている。