米中貿易摩擦の長期化・海外経済減速による先行き不透明
FY2020-Q1に初出。7回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載はFY2027-H1。
イムラがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より5年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。134社中104社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに75社。
- FY2027-H1悪化有価証券報告書
「一方で、円安や構造的な労働力不足等による物価高騰に加え、中東情勢をはじめとした地政学リスクの高まりに伴う資源・エネルギー不足、サプライチェーンの混乱など、引き続き日本経済や国民生活への影響が懸念される状況にあります。」
既存の地政学・貿易戦争等の懸念に加え、円安、構造的労働力不足、資源・エネルギー不足、サプライチェーン混乱を具体的な影響要因として列挙している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間におけるわが国経済は、インバウンド需要や所得水準の改善等に支えられ、概ね良好に推移いたしましたが、長引く円安や日銀の金利政策の変更、慢性的な人手不足や類を見ない猛暑、更には世界各地の紛争や貿易戦争の拡大など、これらによる企業活動や国民生活に与える影響が引き続き懸念されます。」
円安、金利政策、人手不足に加え、世界各地の紛争や貿易戦争の拡大を懸念要因として列挙しており、経済環境の不透明要因の範囲を広げている。 - FY2025再言及・経済不透明要因の拡張有価証券報告書
「地政学的リスクに伴う原材料及び燃料価格の高止まりや中国経済の減速、さらには米国における新政権の政策転換などによる影響が今後懸念されます。」
過去に直接の記載が途切れていた海外経済不透明リスクについて、中国経済の減速や米国新政権の政策転換を含む懸念として再び記載している。 - FY2021削除有価証券報告書当年度の事業等のリスクおよび経済環境の主要記載では、米中貿易摩擦の長期化・海外経済減速への直接の言及が確認できない。
- FY2020再掲有価証券報告書
「米中貿易摩擦の長期化や英国のEU離脱問題といった世界経済の不安定要素の影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況で推移いたしました。」
米中貿易摩擦の長期化に加え、英国のEU離脱問題を世界経済の不安定要素として挙げ、先行き不透明との認識を継続している。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費と設備投資が底堅く推移するなど緩やかな回復基調が続く一方で、米中貿易摩擦の長期化や海外経済の減速による影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況で推移いたしました。」
米中貿易摩擦の長期化と海外経済の減速による先行き不透明感を、引き続き経済環境上の懸念として記載している。 - FY2020-Q1初出有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善など緩やかな回復基調が続く一方で、米中貿易摩擦の長期化や海外経済の減速による影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況で推移いたしました。」
米中貿易摩擦の長期化と海外経済の減速による影響を、経済環境の不透明要因として初めて明示している。