中国景気拡大の減速
FY2016-Q2に初出。10回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載はFY2020。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。168社中125社が悪化側に。
直近の記載が「削除」なのは、ほかに10社。
- FY2020削除有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の拡大による世界的に経済活動が停滞し景気が急速に悪化したことから、先行きの不透明感が依然として強い状況です。」
従来の中国経済の減速という個別の記載は確認できず、世界的な経済活動停滞・景気悪化というより広いリスクに置き換わっている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるスマートフォン市場は、商用サービスの開始が実現されつつある新通信規格「5G」(第5世代移動通信システム)への期待感が高まる一方で、引き続く市場の成長の鈍化に加えて米中通商問題の長期化、中国経済の減速の鮮明化、英国のEU離脱問題の動向などによる海外経済の不確実性の高まりも見られ、先行きについては注視を要する状況が続いております。」
中国経済について従来の減速懸念が「減速の鮮明化」と表現され、米中通商問題の長期化や海外経済の不確実性も併記されている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「一方世界経済は、米国政府の保護主義的な政策運営や、関税導入に端を発した貿易及び地政学上の緊張の高まりが見られ、先行きは不透明な状況が続いているものの、先進国経済を中心に堅調に推移しました。」
世界経済について、先行きの不透明感を指摘しつつ先進国を中心に堅調とする評価を継続している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、中国経済の減速や英国のEU離脱決定、米国新政権による政策実行の遅れ等先行き懸念材料が残る中、米国やドイツ経済の堅調な推移や中国以外の新興国経済の持ち直しにより、緩やかな回復が続きました。」
中国経済の減速や政策・政治面の懸念を挙げつつ、世界経済は緩やかな回復とする評価を継続している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や業況感、個人の雇用・所得環境の着実な改善を背景に、緩やかな回復が続きました。一方、世界経済は、中東・北朝鮮情勢や米国の政策運営等の先行きに懸念がありながらも、総じて回復基調となりました。」
世界経済について先行き懸念を挙げつつ、総じて回復基調とする評価を継続している。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「一方、世界経済は、中東・北朝鮮情勢や米国政権の政策運営等先行きに懸念がありながらも、全体として回復基調にありました。」
世界経済について、地政学・政策面の先行き懸念を挙げつつ、全体として回復基調とする記載を継続している。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「一方、世界経済は、新興国の一部に弱さが残りましたが、米国では新政権への期待から株高・ドル高が進行し、英国のEU離脱問題や米国の政策転換等に先行き懸念がありながらも、全体として回復基調となりました。」
新興国の一部の弱さや政策面の先行き懸念を挙げつつ、世界経済全体は回復基調とする記載を継続している。 - FY2016再掲有価証券報告書
「当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境としては、国内経済は、新興国経済の減速や円高の影響等から輸出・生産面に鈍さが見られましたが、個人消費は、雇用・所得環境の改善を背景に底堅く推移し、総じて緩やかな回復基調を続けました。一方、世界経済は、政府の金融政策等が景気を下支えし、全体として緩やかに景気が回復していたものの、欧州の政治問題や新興国経済の減速等、先行き不透明感が残りました。」
中国に限定せず、新興国経済の減速や欧州政治問題を含む世界経済の不透明感を継続して記載している。 - FY2016-Q3悪化有価証券報告書
「国内経済は、新興国経済の減速や円高の影響等から輸出・生産面に鈍さが見られましたが、個人消費は、雇用・所得環境の改善を背景に底堅く推移し、総じて緩やかな回復基調を続けました。また、グローバル市場では、全体として緩やかに景気が回復していたものの、欧州の政治問題や新興国経済の減速等、先行き不透明感も強まりました。」
従来の中国景気減速から新興国経済全般の減速へ言及範囲が広がり、欧州政治問題等により先行き不透明感が強まったと記載している。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「一方で中国の景気拡大が減速するなど、全体として緩やかに景気が回復している状況にあります。」
グローバル市場の外部環境として中国景気の減速を挙げている。