オークションビジネスにおける大手顧客依存リスク
FY2016に初出。6回の記載のうち3回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q3。直近の記載はFY2018。
システム・ロケーションがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。76社中12社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに2社。
- FY2018顕在化有価証券報告書
「前連結会計年度に183,769千円計上していた再販業務支援の売上高が業務撤退によって当連結会計年度より計上されないこと」
再販業務支援の撤退により、前期に存在した再販売上が当期から消失しており、オークション・再販事業への依存に関係する事業影響が実績として表れている。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「再販業務支援について、上述の通り、平成29年3月末の事業撤退が大きく影響し、公表以降は特に、当社グループオークションへの出品台数が前年同期対比で大きく減少しました。」
大手顧客依存を背景とする出品台数減少が通期でも実際に発生し、平成29年3月末の事業撤退がその減少に影響したと記載している。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「再販業務支援について、上述の通り平成29年3月末の事業撤退を予定していることも影響し、当四半期において当社グループオークションへの出品台数は、前年同期対比で大きく減少しました。」
大手顧客依存を背景とするオークション出品台数減少が実際に発生し、さらに平成29年3月末の事業撤退が予定される状況となった。 - FY2017-Q2減少幅は想定未達も未回復有価証券報告書
「当社グループオークションへの出品台数は、期首に想定したほどの減少には至りませんでした。しかしながら、従前の水準までの出品台数の回復が見られず、引き続き厳しい状況が継続しているものと認識しております。」
出品台数は期首想定ほど減少しなかった一方、従前の水準への回復はなく、大手顧客依存に関連する厳しい状況が続いている。 - FY2017-Q1下げ止まりも未回復有価証券報告書
「当社グループオークションへの出品台数は前期末近辺にてようやく下げ止まりの傾向を確認できました。しかしながら、前年同期以前の台数への回復の傾向は見えず、厳しい状況が継続しているものと認識しております。」
オークション出品台数は前期末近辺で下げ止まりの兆候が出た一方、前年同期以前の水準には回復せず、大手顧客依存に関係する厳しい状況が続いている。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループのオークション事業は、一部大手顧客からの出品車両台数に依存するところが大きく、当社の大手顧客であるオートリース会社によるオークションビジネスの内製化の進行や他オークションへの出品への方針転換等がなされると、当社グループのオークションへの出品台数が減少し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。」
当期は大手オートリース会社の再編等の影響もあり、オークション出品台数が第2四半期以降前期比で大きく減少しており、記載された依存リスクが業績面で現れている。