# デンカ（4061） FY2025 有価証券報告書

Source: Komori (komori.app) — https://komori.app/company/4061/filing/2025-fy
提出日: 2026-06-17
対象期間: 2025-04-01 〜 2026-03-31
企業ページ: https://komori.app/company/4061
原本（EDINET）: https://disclosure2dl.edinet-fsa.go.jp/searchdocument/pdf/S100YCU0.pdf

## 要点

本有価証券報告書（2025年4月1日〜2026年3月31日）では、臨床検査薬メーカーのカイノス社を子会社化し、また東洋スチレン社の株式追加取得により子会社化したことが記載されています。加えて、米国クロロプレンゴム事業（デンカパフォーマンスエラストマー社）について設備を期限を定めず暫定停止したことや、これに関連する損失の計上・事業整理の進捗が述べられています。

## 事業

デンカグループは、Mission 2030と銘打つ新経営計画のもと、事業価値創造・人財価値創造・経営価値創造の３要素を柱に、事業ポートフォリオの最適化と稼ぐ力の回復を目指しています。事業は大きく4部門（電子・先端プロダツ、ライフイノベーション、エラストマー・インフラソリューション、ポリマーソリューション）を中心に展開し、それらを支えるサービス業務を含む組織体制を整えています。海外子会社・関連会社を含むグループ体制のもと、各部門が国内外で製造・販売を実施しています。2023年度から開始したフェーズ1を経て、2026年度からのフェーズ2へと移行し、成長ドライバーとなる領域の拡大と、リソースの適正配分・財務規律の強化を両立させる方針を掲げています。フェーズ2の取り組みでは、外部環境の変化を背景に「稼ぐ力の再構築」と「新たな成長ステージへの基盤固め」を推進し、成長領域をICT ＆ Energy、Healthcare、Sustainable Livingの3軸に整理し、それぞれで戦略を定めています。2030年のROE8%、ROIC6%超を目標とし、3領域の成長戦略を組み合わせたベストミックスの実現を目指します。新規事業創出の浸み出し戦略として、低誘電有機絶縁樹脂“スネクトン”のラインナップ拡充なども推進しています。

## 数字

- 研究開発費: 148億円
- 設備投資: 561億円
- フリーキャッシュフロー: -89億円
- 従業員数: 4,234人

## セグメント

- 電子・先端プロダツ / 売上高 3,667億円 / 営業利益 133億円
- ライフイノベーション / 売上高 0百万円 / 営業利益 62億円
- エラストマー・インフラソリューション / 売上高 979億円 / 営業利益 68百万円
- ポリマーソリューション / 売上高 1,242億円 / 営業利益 36億円

## 地域別

- 日本 / 売上高 2,143億円
- その他 / 売上高 1,060億円
- アジア / 売上高 639億円
- その他 / 売上高 0百万円

## 前回からの変化

### サプライチェーン

本提出書類（2026-06-17）では、設備投資の文脈で千葉工場/大牟田工場/五泉事業所/デンカSCGC等の拡充が具体名付きで再言及され、新規にスネクトン製造プラント、アルシンク放熱設備、アセチレンブラック製造プラントを追加。あわせて関係会社の追加・再言及により一部の販売/事業体（分配チャネル）を新規追加・既存を更新。

- + スネクトン製造プラント
- + アルシンク放熱設備
- + アセチレンブラック製造プラント
- + デンカアドバンテック
- + デナールシラン
- + カイノス
- + 東洋スチレン

### 戦略的賭け

新提出書類では、Mission 2030のフェーズ2へ移行（稼ぐ力の再構築・成長ドライバーの整理、ROE8%等の目標）を明示し、既存のスネクトン製造プラントおよびアセチレンブラックの生産体制強化に関する投資内訳も更新されています。さらに、低誘電有機絶縁樹脂「スネクトン」のラインナップ拡充が新規事業創出の浸み出し戦略として明記され、新規エントリを追加しました。

- + スネクトンラインナップ拡充

### 製品

本書類では、電子・先端プロダクツ、ライフイノベーション、エラストマー・インフラソリューション、ポリマーソリューションの主要製品として複数の既存エントリが再掲され、あわせて新規製品名（溶融シリカ、アセチレンブラック、電設資材、SBC樹脂等）が列挙された。加えて、既存エントリの「低誘電有機絶縁材料「スネクトン」」について、ラインナップ拡充が明記された。

- + 溶融シリカ
- + アセチレンブラック
- + 電設資材
- + ワクチン
- + 抗原迅速診断キット
- + 臨床試薬
- + がん治療ウイルス製剤
- + SBC樹脂
- + N-フェニルマレイミド樹脂
- + 透明樹脂
- + ポバール
- + ウィッグ・ヘアピース用合成繊維

### 資本配分

2026-06-17提出書類で、設備投資・研究開発費・配当方針および金利ヘッジの記載が更新されたほか、スネクトン製造プラント等の個別設備投資、東洋スチレン株式取得・カイノス株式取得・Flowers Holdings設立が新規に資本配分として追加されました。また、アセチレンブラック生産設備建設計画とIcon Genetics GmbH完全子会社化も再言及されています。

- + 千葉工場スネクトン製造プラント
- + 大牟田工場アルシンク増強
- + 五泉事業所生産能力増強
- + 東洋スチレン株式取得・連結子会社化
- + カイノス株式取得（取得後議決権73.4%）
- + Flowers Holdingsの設立

### ケイパビリティ構築

提出書類2026-06-17で、東洋スチレン株式の連結子会社化およびカイノス株式取得という企業結合による能力獲得が新たに具体化された。また、女性活躍に関する2030年度の目標（管理職女性割合15%）が明記され、既存エントリを追記した。加えて、品質保証体制の3層構造の整備が記載され、新規エントリを追加した。

- + 東洋スチレン株式取得
- + カイノス株式取得
- + 品質保証体制3層整備

### 規制ポジショニング

本提出書類（2026-06-17）では、気候変動に関するシナリオ分析と2030/2050目標設定、取締役会・諮問委員会・監査等委員会等のガバナンス体制、ならびに2023年度不適切行為に係る是正・再発防止策の2026年3月末完了確認が記載された。既存のTCFD関連エントリ、UL認証不適切行為の是正対応エントリ、諮問委員会と監査等委員会体制エントリへの追記、およびUL是正対応の完了扱い（concluded）を反映する。加えて、ESG基本方針とサステナビリティ委員会設置を新規エントリとして追加する。

- + ESG基本方針とサステナビリティ委員会
- − UL認証不適切行為の是正対応

## 会社自身の言葉

### 経営計画・ESG/方針・目標（Mission2030/フェーズ移行、株主還元、浸み出し戦略、女性目標、気候変動）

- 「2023年度から開始したフェーズ1を経て、2026年度からのフェーズ2へと移行し、成長ドライバーとなる領域の拡大と、リソースの適正配分・財務規律の強化を両立させる方針を掲げています。」 — Mission2030のフェーズ1を経てフェーズ2へ移行し、成長ドライバー拡大と財務規律の両立を掲げる
- 「ESG基本方針の制定（2021年11月）・Mission2030の運用

サステナビリティ委員会を設置（委員長は社長）」 — ESG基本方針を定め、Mission2030を運用・推進する（サステナビリティ委員会の設置）
- 「総還元性向を「8年間累計で50%を目安」とする」 — 総還元性向を『8年間累計で50%を目安』とする
- 「投資額（8年間）: 5,700億円」 — 投資額（8年間）として5,700億円を掲げる
- 「新規事業創出の浸み出し戦略として、低誘電有機絶縁樹脂“スネクトン”のラインナップ拡充なども推進しています。」 — 浸み出し戦略としてスネクトンのラインナップ拡充を推進する
- 「低誘電有機絶縁樹脂“スネクトン”のラインナップ拡充なども推進しています。」 — スネクトンのラインナップ拡充を推進している旨の重複表現
- 「女性管理職比率目標（2030年度15%）」 — 女性管理職比率の2030年度目標（15%）
- 「気候変動対応（シナリオ分析のリスク・機会の抽出、2030/2050の目標設定）」 — 気候変動対応としてシナリオ分析のリスク・機会抽出と目標設定を行う

### 企業結合・株式取得・連結範囲の変更（カイノス/東洋スチレン等）

- 「カイノス株式取得: 取得原価7,366百万円、現金対価7,366百万円、取得後議決権比率73.4%」 — カイノス株式取得の取得条件（取得原価、現金対価、取得後の議決権比率）
- 「カイノス株式取得: 取得原価7,366百万円、現金対価7,366百万円、取得後議決権比率73.4%、取得後株主価値の増加を目的」 — カイノス株式取得（取得原価・現金対価・議決権比率）および株主価値増加の目的
- 「2026年3月31日企業結合日」 — 企業結合日として2026年3月31日を示す
- 「東洋スチレン株式を取得・連結子会社化」 — 東洋スチレン株式の取得・連結子会社化
- 「東洋スチレン㈱、他」 — 東洋スチレン等に関する連結範囲の変更（取得関連）
- 「㈱カイノス、他」 — カイノス等に関する連結範囲の変更（取得関連）
- 「Flowers Holdingsの設立・カイノスの株式取得・東洋スチレンの株式追加取得など、連結範囲の変更」 — Flowers Holdings設立、カイノス株式取得、東洋スチレン株式追加取得などの連結範囲変更

### 投資・研究開発・設備（研究開発費、設備投資額、主要工事/工場）

- 「セグメント別の主な設備投資内容:
  - 電子・先端プロダクツ: 37,947百万円の投資（千葉工場スネクトン製造プラント、大牟田工場アルシンク増強、デンカSCGCアドバンストマテリアルズ社アセチレンブラック製造など）」 — 電子・先端プロダクツでの主要設備投資内容（投資額と具体例）
- 「研究開発費: 14,768百万円」 — 研究開発費（14,768百万円）
- 「設備投資額: 56,101百万円（今期）」 — 当期の設備投資額（56,101百万円）
- 「大牟田工場のアルシンク放熱プレート製造設備」 — 大牟田工場のアルシンク放熱プレート製造設備
- 「千葉工場スネクトン製造プラント」 — 千葉工場のスネクトン製造プラント
- 「電子・先端プロダツ: 37,947百万円の投資（千葉工場スネクトン製造プラント、大牟田工場アルシンク増強、デンカSCGCアドバンストマテリアルズ社アセチレンブラック製造など）」 — 電子・先端プロダクツでの投資額（37,947百万円）と具体投資先
- 「品質保証体制の3層（本社・事業部・生産拠点）を整備」 — 品質保証体制の3層（本社・事業部・生産拠点）整備
- 「五泉事業所の生産能力増強」 — 五泉事業所の生産能力増強
- 「大牟田工場アルシンク増強」 — 大牟田工場のアルシンク増強
- 「青海工場」 — 青海工場に関する設備・拠点の言及
- 「渋川工場」 — 渋川工場に関する設備・拠点の言及
- 「大船工場」 — 大船工場に関する設備・拠点の言及
- 「伊勢崎工場」 — 伊勢崎工場に関する設備・拠点の言及

### ガバナンス・品質/リスク管理・ヘッジ（委員会構成、品質是正、ヘッジ）

- 「2023年度に実施した不適切行為の是正・再発防止策を公表

2026年3月末に再発防止対応の完了を確認」 — 2023年度の不適切行為に係る是正・再発防止策と完了確認
- 「指名・報酬等諮問委員会は6名で構成（社外取締役4名を含む）

監査等委員会は4名（うち社外取任3名）

ガバナンス関連の委員会運営として、社外取締役を過半数とする」 — 指名・報酬等諮問委員会の構成人数（社外取締役含む）
- 「デンカSCGCアドバンストマテリアルズ社アセチレンブラック製造など」 — ガバナンス関連（社外取締役を過半数とする運営）に関する言及
- 「金利変動リスクのヘッジとして金利スワップを実施」 — 金利変動リスクヘッジとして金利スワップを実施
- 「デンカケミカルズホールディングス アジアパシフィックPte.Ltd.」 — デンカケミカルズホールディングス アジアパシフィックPte.Ltd.に関する言及

### 主要製品・技術領域の列挙（セグメント内の品目）

- 「スチレンモノマー」 — スチレンモノマー
- 「SBC樹脂」 — SBC樹脂
- 「ABS樹脂」 — ABS樹脂
- 「クロロプレンゴム」 — クロロプレンゴム
- 「アセチレンブラック」 — アセチレンブラック
- 「溶融シリカ」 — 溶融シリカ
- 「球状アルミナ」 — 球状アルミナ
- 「2015年8月 アイコンジェネティクスGmbHを完全子会社化」 — アイコンジェネティクスGmbHの完全子会社化に関する言及（関連会社・技術）
- 「デンカシンガポールPte.Ltd.」 — デンカシンガポールPte.Ltd.
- 「デンカアドバンテックPte.Ltd.（シンガポール」 — デンカアドバンテックPte.Ltd.（シンガポール）
- 「デナールシラン㈱、他複数」 — デナールシラン㈱等（複数）の言及
- 「電子回路基板」 — 電子回路基板
- 「ファインセラミックス」 — ファインセラミックス
- 「電子包装材料」 — 電子包装材料
- 「接着剤」 — 接着剤
- 「粘着テープ」 — 粘着テープ
- 「半導体工程用材料」 — 半導体工程用材料
- 「食品包装用シート」 — 食品包装用シート
- 「ポリエチレン製コルゲート管」 — ポリエチレン製コルゲート管
- 「特殊混和材」 — 特殊混和材
- 「肥料」 — 肥料
- 「カーバイド」 — カーバイド
- 「耐火物」 — 耐火物
- 「電設資材」 — 電設資材
- 「ワクチン」 — ワクチン
- 「抗原迅速診断キット」 — 抗原迅速診断キット
- 「臨床試薬」 — 臨床試薬
- 「がん治療ウイルス製剤」 — がん治療ウイルス製剤
- 「N-フェニルマレイミド樹脂」 — N-フェニルマレイミド樹脂
- 「透明樹脂」 — 透明樹脂
- 「ポバール」 — ポバール
- 「ウィッグ・ヘアピース用合成繊維」 — ウィッグ・ヘアピース用合成繊維
